2021/09/20
古人の知恵
2021/9/20
光陰矢の如し、早いものです。もう今年も9月の下旬に入りました。季節は秋に移り変わって行きます。コロナ禍の第5波もやっと落ち着きを取り戻しつつあります。この緊急事態宣言は、延長もされて8月2日~9月30日です。このまま推移すると宣言も解除されそうです。
元禄15年(1702年)に発刊された松尾芭蕉の<おくのほそ道>その序文に<月日は百代の過客にして、行きかふ年も又旅人也>という一節があり、意味は<月日というのは、永遠に旅を続ける旅人のようなものであり、 来ては去り、去っては来る年もまた同じように旅人である。>です。
この時間の感覚は、どの時代に関わらずに、普遍的な物だと思います。およそ、300年以上前の芭蕉と現代人の感覚は同じです。こうした時間の感覚は変わらないものとして時間と共に流れて行きます。変わるものは、その時間の中で生きる人が関わる現実です。
個々が関わる現実は個々に違っていますが、このコロナ禍は等しく個々の現実に関わっています。やはり、こうした疫病は、普遍的なものです。日本から見ても世界から見ても普遍的であるが故に、疫病を克服して来た古人の知恵は、普遍的なものとして尊重されなくてはならないと思います。
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