2021/07/04
新たな知恵
2021/7/4
また、大雨による災害が起きています。土石流が家々を壊しながら流れて行きます。被害に遭われた方々が仰っている事は、異口同音に自然の破壊力の凄まじさです。いつの頃からか、この梅雨末期の自然災害に驚きはなく、当然起こるものとして捉えられています。
雨の降り方が随分と違って来ています。当局も危険性の呼びかけ方に工夫を凝らしています。しかし、「え、こんな事が起こるなんて」というのが、被害に遭われた方々の思いだと思います。線状降水帯という言葉は、ここ最近に広く使われ始めた、新しい気象現象です。我々の普段日々の生活になじみがありません。
災害に関わる新しい気象現象と、私達が知ってる気象認識とのずれ、このずれを埋めて行く方法を考えなくては被害がなくなりません。どこの地域で起こってもおかしくありません。国土強靭化計画という施策があります。やはり、当局には、この計画を推し進めて戴きたいと思います。
関わる自然の有り様、雨の降り方、そして、夏の太陽の陽射しの質の変化、これらの自然現象の科学的な分析は、日々の我々の生活にとってどうなのかという評価から、私達の命を守る方策の提案という深刻なものになって来ています。自然と関わって、私達の生活を営む術を産み出して来ている人の新たな知恵が求められています。
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