2020/07/04
私の魔法の言葉「自己変革」④(昔の記憶)
2020/7/4
校庭を走っている、私の憧れの彼女がいます。毎週、この授業中に彼女のクラスの体育の授業があります。私の座席はグランド側の後ろから2番目です。私は、教科書を前に立てて顔を横に向けて、先ほどからじっと目を凝らして校庭を見つめています。恋に恋する私の季節です。彼女にラブレターを書いた夜中も有りました。彼女も選択科目で美術を選択していますが、彼女とお話しをした事は一度も有りません。ラブレターを彼女に手渡す事もなく、こうして憧れの君を見つめるだけです。「山﨑、今夜、べ平連のデモがあるんだけど参加しない?」と、I君に誘われました。ヘルメットを被って、ゲバ棒を持って行進するのだそうです。このI君とは、何だか気が合うクラス友達の一人です。先週は、彼の彼女とバイクを見せてもらいました。「いや、止めとくよ。」と、今回は断りました。何だか、私一人が取り残されているような感じです。そう言えば、クラスのがり勉グループはK大を目指しているし、バンドを組んでいるあいつは私立R大が決まっているしーーー。私は、まだ、私の進路を決めていません。
コメント