2021/04/04
社会思想との関わり
2021/4/4
私が勤めていた若い頃は、社会の思想が社会改革を唱えていました。私が教えていたのは、美術ですから、デッサンを基本として表現と技法を通しての創造という美と芸術の問題と関わっていました。
教科指導は研究だったので、私も生徒達に教える事を通して美術の先生として育って行きました。
しかし、私が、なかなか理解出来なかった事柄に、教員の政治活動がありました。教育労働という概念で教諭という職業を通して給料をもらっていました。だから、その労働の質がどうなのかを問う事は必要な事ですが、それよりは、その労働の性格づけを、社会変革という側面からなされていました。いわゆる、組合活動です。
実際に、教科指導とは別に、教科外指導において、この組合活動と関わる内容を有する指導内容がありました。
教育の中立性、政治的中立が問われます。子供達が成長して自分の考え方に責任を取る事が出来る時には、自分が考えている社会思想と関わって行く事は、自由です。しかし、高校生に一方的な社会思想を植え付けて行くのは、社会正義にとって許されない事だと思っています。こうした事が言える時代にはなっています。
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