波乱万丈

2021/2/23
安満遺跡公園12 -8
波乱万丈という言葉が有ります。今、マルセル・プルーストの「失われた時を求めて」の一巻目を読み終えて、後書きを読んでいます。確かに、そこに記されているように、主人公の外面的な生活の現れは、凄く一般的で普通です。
ところが、多くの人々の生活は、程度の差こそ有れ、その浮き沈みは、波乱万丈という言葉が持つ劇的なイメージではなくて、平々凡々な生活だと思います。むしろ、その日々の生活との関わりにおいて、見られる内面の様々が、心の変遷が、実に波乱万丈だと、そんなふうに自分の生活を見てしまう、そんな見方を呼び起こしています。
当然な見方です。現実と関わる自分自身の考え方の評価と合わせて、悩み、苦しみ、喜び、楽しみ、哀れみ、そんな様々な感情が心の中で引き起こされて、その感情と向き合うと、確かに、日々が波乱万丈だと思います。
日々の現象にとらわれて、その現象と関わっている自分を振り返る事を忘れてはいけません。

コメント

非公開コメント