私の「生きる記録」~絵画作品の発表など~

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ニセモノ

2021/2/8
城跡公園11 -11
「日本画巨匠の偽版画」という見出しで、一面トップの新聞記事を読みました。昔から有るニセモノ作品事件です。どうして、デパートは売り出す前に十分に確認出来なかったのだろうか。精巧に似せて、本物と見分けがつかないようにニセモノ作品は創られます。だからこそ、信頼有るデパートは売り出す前に十分な鑑定を行っていたはずです。今回は、コロナ禍という背景も有って、売り上げが落ちていたのかも知れません。だからと言って、消費者の信頼を裏切る販売は責任が問われると思います。
作品は、画家の手元から離れてしまうと、売値が付く場合は、商品になってしまいます。投機の対象として利益を狙って、作品を買って高値になった時に、転売するという商売も有ります。
1808年~1812年にかけて制作された、フランシスコ・デ・ゴヤの作品とされて来た「巨人」の作品は、所蔵するプラド美術館の研究の結果、2009年に弟子が描いた作品だと発表しました。なんと200年近く、ゴヤの作品として親しまれていたのですが、間違っていたのです。
やはり、作品は誰の創った作品かよりは、作品を鑑賞して、自分の感覚としてどうなのか、美しいとか、その作品から自分が感じ取るものに価値を置いて関わるのが良いと思います。
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