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捕鯨の物語です。鯨油を求めて鯨を捕っていた時代のお話しです。広い大海、海原を航行している捕鯨船が映像としてイメージ出来ます。
海の潮の香りが漂って来ます。白鯨を捕獲するのが、船長の生きる動機です。「世は一つ、人はさまざま」だけれども、さまざまなこの船の乗組員の心を、船長の白鯨への片足をもぎ取られた復讐心に染め上げてしまいます。
捕鯨に魅せられた人々が、白鯨によって逆に、同じ運命に捕獲されてしまいました。読み物として理解が進むように、鯨や捕鯨船などの説明がお話しの中に盛り込まれてあります。
人が生きる動機は、その人の良心に求められるものであって、他を不幸にするような動機において生きる事は、自分自身の生きている不幸に繋がってしまいます。そんな関わりのシンボルとして、白鯨を捉える事が出来ると思います。
山﨑敏雄
〇元大阪府立高校教諭(全日制普通科)
〇美術を教えていました
〇2020(令和2)年5月16日~ブログ開始
〇1953(昭和28)年1月生
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