2023/09/20
絵の世界を考える・22
リアリティー(reality)はgoo 辞書によると<現実感。真実性。迫真性。レアリテ。「描写に―がない」>という意味です。そして、リアリズム(realism)はgoo 辞書によると<1 ⇒現実主義2 ⇒写実主義3 哲学で、実在論。また、実念論>という意味です。更に写実主義はgoo 辞書によると<現実をあるがままに再現しようとする芸術上の立場。特に、ロマン主義への反動として、19世紀中ごろにフランスを中心として興った思潮をさす。文学ではフロベール、絵画ではクールベなどが代表的。リアリズム。>です。ところが、私がリアルな作品とかリアリティがあるとする作品は決して写実主義の絵ではなくて、その絵に感動するかどうかによってリアルやリアリティを評価しています。その絵の何に感動するのかは、その絵が生命力を有しているかどうかで評価しています。絵が生き生きしていればリアルな絵だとかリアリティがあると評価しているのです。それは、絵の形式によるものではないと考えています。もう少し考えてみます。