私の「生きる記録」~絵画作品の発表など~

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「絵の世界」を考える⑥

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絵の魅力は鑑賞者にとってその絵を見て感動するかどうかにあると考えています。その感動の内容は私の感性によって認識された良さや美しさです。制作者は同時に鑑賞者であると言われる理由です。その良さや美しさは時の流れを越えて伝え伝えられて行きます。良い絵や美しい絵は歴史に残されて行きます。浮世絵は西洋の美術史の流れの中でその平面性と装飾性に価値を見出された事は知られています。まさか、葛飾北斎が世界の絵師だとは江戸時代の人々は知る事もなかったのです。『「不易流行(ふえきりゅうこう)」とは、いつまでも変わらないものの中に新しい変化を取り入れることを指す言葉です。また、新しさを求めて変化をすること自体が、世の常であるということも指します。元々は松尾芭蕉が示した俳諧の理念で、いつまでも変わらないことを指す「不易」と、時代に応じて変化することを示す「流行」という相反する概念がひとつになった言葉です。』特殊は普遍を内在する。奥深い言い伝えです。