私の「生きる記録」~絵画作品の発表など~

このブログは著作権を主張しています。

石垣栄太郎の作品「街」

街
油彩,カンヴァス 113.5cm×86.5cm 1925(大正14)年 神奈川県立近代美術館
<「第六番街を東に行くとハーンのデパートメント店があり、ウルウォースの十セント店がありました。さらに第五番街を越えて東に行くと、インチキの店があったり、浅草を思わせるような映画館が軒を並べていました。・・・私はこの街上で、画題を拾い、詩情に浸りました。庶民の間に生まれ、庶民の裡で育てられた私には、十四丁目の庶民的な雰囲気がふさわしく、居心地が好いのでした。」(石垣綾子『海を渡った愛の画家―石垣栄太郎の生涯』御茶の水書房、1988年)文化遺産オンライン>
街をこのような詩情を感じさせる絵に仕上げている作品を他に知りません。親しみ易い絵です。