2023/08/10
アルフォンス・ミュシャの作品「故郷のスラヴ人」
壁画 610cm×810cm 1912年 ヴルジュニー宮殿 (チェコ)
<若い男女がゲルマン民族に燃やされた村から逃げてきて灌木の茂みに隠れている。右上では平和と戦争の擬人像に挟まれてスラヴ人の神官が宙に浮かんでおり、今後スラヴ人が幾多の戦争を経て平和を手にすることを予言している。(1939年ナチスドイツによって、チェコスロバキア共和国が解体されると、ミュシャは反ナチスと見なされ逮捕される。厳しい尋問を受けたミュシャは、当時78歳であり、その後間もなく息を引き取った。)MUSEY>
日本アニメの一場面のような絵です。とても100年前あまりに描かれたとは思えないほどの今日的な感覚です。〈スラヴ叙事詩〉の一場面を表現しています。