2023/08/07
問われる絵の世界観
<オディロン・ルドンは、象徴主義の画家の中で最も重要で独創的な画家であった。彼の先見的な作品は、主に夢、幻想、想像力の世界を描き出している。MUSEY>
私はルドンの絵の色彩に惹かれます。その色彩はただ単に感性による選択だけではなくて、絵についての世界観が介在しています。かくありたいかくあるべき絵の像としての絵の世界観、この世界観が私にとっての絵創りにおいて問われています。写実ではなく写実とは異なる世界。実生活においても生活の世界が異なる人達がいます。例えばお金持ちは飛行機はファーストクラスというお金持ちなりの生活を営みます。私とは住んでいる世界が異なります。私に合った絵の世界観を考える時です。感性と絵の世界観、それぞれの意識を持った制作が求められています。