2023/07/30
ピーデル・ブリューゲルの作品「農民と鳥の巣取り」
油彩パネル画 59.3cm×68.3cm 1568年 美術史美術館
<木に登って鳥の巣を取ろうとしている男性(能動的な男性)は邪悪であると考えられる。一方、指差しをしている男性(受動的な男性)は高潔であり、逆境であっても利欲の為に心を動かさないと解釈される。男性は、鳥の巣取りについて善悪の判断を下しているように見える。(作品では、ネーデルラントの諺「鳥の巣がどこにあるかを知っているものは知識を持つが、それを取るものは巣を持つ」が主題となっている。ブリューゲルは、能動的な男性と受動的な男性の道徳的対比を描いている。)MUSEY>
解説によるとことわざがテーマになっています。ことわざを絵にする想像力が問われます。関心を持つ絵です。