2023/3/16
1939年、コロンビア ピクチャーズ製作による政治をテーマとするアメリカ映画ですが、現在の日本の政治の有り様に似通っていると思いました。たえず、選挙で選ばれるように自分の利益を優先し事の利益を計算してその事の権力を行使し利権を得ようとする政治屋、決して、世の為人の為の制度や法律や施策を行いません。<米国リンカーン大統領がゲティズバーグの演説で語り、民主主義のエッセンスを表すと言われる「人民の、人民による、人民のための政治」という言葉wiki>を尊重している主人公は、自由と民主主義の為に闘います。戦う相手は腐り切っている政治屋とその政治屋を利用するマスコミと経済界です。マスメディアはたえず何らかの利益を得る為の経済活動を行います。嘘を本当のように装って他に伝達行為を行います。そうした状況も描かれている作品です。世論操作による印象操作を自身の利益に適う様に嘘も平気で事実のように捏造します。主人公は、闘って来た過去の政治家に倣い自らも四面楚歌の状況で闘います。自由と民主主義を目指して闘います。世の中には悪人もいますが、善人もいます。その人の善をもたらす良心についても描かれています。主人公を演じたジェームズ・ステュアートは、『素晴らしき哉、人生!』でもいい演技をしています。
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