私の「生きる記録」~絵画作品の発表など~

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「東山魁夷展」:京都国立近代美術館

2018/9/5

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歴史が残す画家だと思いました。年代を追って作品を見て行くと、手法として、光の表現の仕方が意識されているのが分かります。画面の一定方向から光を当てて対象物に出来ている明暗を描きこんで空間を表現して行くのが一般的です。この画家は、対象物の面の色の違いの表現から光を画面上に創り上げています。下地作りからのマチエールが実に繊細です。「残照」「萬緑新」「花明り」「行く春」「雪降る町」「窓」「唐招提寺御影堂障壁画」、なんと82歳の作品と驚いた「行く秋」、最晩年の「木枯らし舞う」は、涙を覚えました。

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