2023/02/04
ギュスターヴ・モローの作品「出現」(フランス)
2023/2/4
水彩 106cm×72.2cm 1874年 - 1876年 オルセー美術館 (フランス)
*ユダヤ王ヘロデ・アンティパスの誕生日に、その継子サロメが舞を踊った。王はその褒美として彼女の欲しい物を何でも与えると約束した。彼女は母ヘロディアにそそのかされ、洗礼者ヨハネの首を所望した。ヨハネはヘロデとヘロディアの結婚を不法なものであると非難したことで両者の怒りを買い、投獄されていたのである。王は自らの発言を後悔したが、サロメの要求に応えるためにヨハネを処刑し、その首を銀の盆に載せて彼女に与え、彼女は彼の首を母親に渡した。
<薄暗い室内と生地の豪華さによって想起される、超現実的設定や神秘的雰囲気が、主題の様々な解釈と対比をなし、同時に本作を象徴主義運動誕生の要となる作品にした。MUSEY>新約聖書のエピソードを題材とした幻想的な空想世界の表現です。
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