映画「存在のない子供たち」

2022/12/29
千畳敷 (5)
生きている子供であっても、生きている社会の子供として認知されなくてはその社会から存在しない者として抹消されています。今まさに現在進行形の問題提起の内容を持っている作品です。<2018年のレバノンのドラマ映画~~実際にシリア難民(英語版)であった子役のゼイン・アル・ラフィーア(英語版)がベイルートのスラム街に住む主人公の12歳の少年ゼインを演じており、エチオピア移民の若い女性ラヒルとその幼い息子ヨナスとの出会いを含むゼインの人生に焦点を当てた回想形式で語られ、子供達が直面する様々な問題が描かれる。wiki>ヨチヨチ歩きの息子ヨナスと12歳の少年ゼインがこの作品の主人公で、撮影の工夫が見て取れます。こうした子供達が社会に存在しなくてはならないとする理念が表現されています。大人は子供達の救いになれるのかどうか、考えさせられる作品です。

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