私の「生きる記録」~絵画作品の発表など~

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「赤と黒」全2巻 スタンダール 小林 正 訳 (新潮文庫)

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2020/8/20
赤と黒

クラシック音楽を聴いているような物語の進め方です。交響曲の高まりに似た美しいひらめきを感じさせます。そして、情景は絵画的です。ギュスターヴ・モローのサロメの絵「出現」を思い出しました。品の良い美しい作品だと思います。

これ程までに作者自身が、創っている物語を愛している作品と接するのは、初めてです。従って、いつまでこの部分のお話しを書き続けているのだろうかと、物語として退屈な箇所が有りました。然し、これも見方を変えると、それだけ作者の創っている物語への思い入れが、情熱的である証拠だとも受け取れます。

私はこの物語の男女の恋愛感情を読んでいました。この恋愛感情を通して主人公と二人の女性の個性をみごとに素晴らしく描き出しています。確かに、男女の恋愛感情は不変なものだと思います。

 


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