2022/5/1
「ノーカントリー、ドライヴ、イングロリアス・バスターズ、それでも夜は明ける、オールド・ボーイ、グーニーズ、ゴースト/ニューヨークの幻、ロミオ&ジュリエット、グリーンマイル、アルゴ、ダンケルク」を、見ました。
”それでも夜は明ける”は、アメリカのかっての黒人奴隷制度を題材にしています。テーマは家族愛です。制度が人種によって人間愛に繋がる家族愛を否定するものであっては社会は心貧しいものになります。人身売買が今日でも行われている情報が知らされます。人の人生を売り買いする人達にとって、お金の価値と人としての心の良き価値とは決して交わる事はありません。
一つの場面が果たす役割はその映画作品にとって全てです。その場面の作品表現が不足している時は、その場面での伝達内容が見る者に伝わって来ません。つまり、その一場面のリアリティが欠けています。おそらく監督の思いが映像表現されていないからだと思います。その一番の理由は俳優の演技によるところが大きいと思います。もちろん、その演技にOKを出した監督にも問題が有るとも思います。”それでも夜は明ける”と”グーニーズ”にそんな一場面が有りました。
俳優の中でもトム・ハンクスの演技はその役を作りあげて行く創造力を持っています。グリーンマイルでの演技も役作りのリアリティが有りました。
物語る映画の臨場感は、見ていてハラハラドキドキの見る者の緊張感を惹き起こします。この臨場感も映画の面白味の一つです。アルゴはこの臨場感がよく表現されていました。
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