2022/02/13
嫉妬心
2022/2/13
昔から伝わっている作品の真贋の判定は、その真贋が問われる作品を所有しておられる方々にとっては、本物と偽物という価値の大きな違いがある大きな問題です。
その作品の商品価値にとって、本物と偽物とでは大きく値段の差が出来てしまいます。古今東西、古くから有る新しい問題です。ピカソやゴッホの作品の偽物が本物のように扱われる程に、偽物作りは相当の技を要します。
1808年-1812年に制作されたフランシスコ・デ・ゴヤの代表作とされる「巨人」が、<絵を所蔵するプラド美術館は2009年に、ゴヤの作品ではなく弟子(恐らくアセンシオ・フリア)が描いた作品だと発表した。wiki>ゴヤの作品ではない事が200年ほどの時間を経て判明しています。ゴヤが弟子に嫉妬して自分の作品として世に伝えたのかも知れません。
悪意を持って人をだます事を目的とする事は、残念ながら日常よく有る事として受け止められます。ひょっとして、贋作作りを生業にしている人達は、本物を作る人達への嫉妬心がその動機なのかと思ってしまいます。
コメント