2021/10/28
新しい作品制作9:画の六法の「伝移模写」を考える①
2021/10/28
制作意識の探求は、意識化された方策実践と関わって、大切な精神活動です。絵の生命力の気韻生動は、絵の基本としての生き生き感であり、対象物の表現内容としては感性認識された美しさや良さのリアリティです。
技術力としての応物象形・骨法用筆・経営位置・隋類賦彩は、こうした枠組みで考えています。
まだまだ、はっきりとしないのが伝移模写の方策です。現状では、倣い取り入れる古今東西の作品の生命力技術力発想力と、していますが、どうなのか。
枠組みから捉えると、発想力と関わる創意工夫、その創意工夫する内容という意味付けをしています。この創意工夫が対象物の表現内容と関わってどうなるのか、この問題意識です。
少なくとも現状の意識では、あまりにも他人事になっています。この伝移模写は、リアルな絵の創造と関わっています。おそらくここに、絵の考え方や思想が関わって来るのだと思い、私の絵という独創性が生まれて来るのではないかと、考えています。
コメント