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「戦争と平和」全4巻 トルストイ 工藤精一郎訳 (新潮文庫)

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2020/3/7
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訳者の解説によると、「登場する人物は全部で五百五十九人である」。この五百五十九人が一人一人生き生き表現されています。これは、一人一人の生活が、歴史を創るという作者の歴史観によるものだと思います。実際の戦争は武器を手にして戦いますが、なぜ、武器を手にしなければならなくなる戦争が起きるのかは、分かりません。ただ、作者の歴史観から見れば、一人一人の生活の「人間のどのような行動も自由と必然のある割合の結合という以外には考えられないことである。」(第4巻第二部から)という認識に手がかりを求めることが出来ると思います。一人の人が何に価値を見出すかは自由だけれども、見出した価値からの行動は必然を生み自らの人生を負うことに繋がって行くのだと思います。

 

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