私の「生きる記録」~絵画作品の発表など~

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今回の制作について4-③

「出来上がった作品をどうしようか」を考えています。今回の作品制作に関わって意識されています。この意識は制作意識が納得出来るものとして意識されて来ている事から生じていると捉えています。若い頃に個展を通して作品を発表して来ました。今回の制作意識からその制作意識がどうなのかそうして出来た作品はどうなのかを世に問う事を目的として発表すれば良いと考えています。...

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「あどけない話」:高村光太郎

あどけない話 智恵子は東京に空が無いといふ、 ほんとの空が見たいといふ。 私は驚いて空を見る。 桜若葉の間に在るのは、 切つても切れない むかしなじみのきれいな空だ。 どんよりけむる地平のぼかしは うすもも色の朝のしめりだ。 智恵子は遠くを見ながら言ふ。 阿多多羅山(あたたらやま)の山の上に 毎日出てゐる青い空が 智恵子のほんとの空だといふ。 あどけない空の話である。あどけない、は<無邪気でかわい...

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「もういいの」:金子みすゞ

もういいの ――もういいの。 ――まあだだよ。 枇杷の木の下と、 牡丹のかげで、 かくれんぼの子供。 ――もういいの。 ――まあだだよ。 枇杷の木の枝と、 あおい実のなかで、 小鳥と、枇杷と。 ――もういいの。 ――まあだだよ。 青い空のそとと、 黒い土のなかで、 夏と、春と。明るさに満ちている世界です。子供時代の明るい遊びです。子供の底抜けの無邪気さが表現されています。...

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「歳月」:茨木のり子

歳月 真実を見きわめるのに 二十五年という歳月は短かったでしょうか 九十歳のあなたを想定してみる 八十歳のわたしを想定してみる どちらかがぼけて どちらかが疲れはて あるいは二人ともそうなって わけもわからず憎みあっている姿が ちらっとよぎる あるいはまた ふんわりとした翁と媼になって もう行きましょう と 互いに首を締めようとして その力さえなく尻餅なんかついている姿 けれど 歳月だけではないで...

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「一人は賑やか」:茨木のり子

「一人は賑やか」一人でいるのは 賑やかだ 賑やかな賑やかな森だよ 夢がぱちぱち はぜてくる よからぬ思いも 湧いてくる エーデルワイスも 毒の茸も 一人でいるのは 賑やかだ 賑やかな賑やかな海だよ 水平線もかたむいて 荒れに荒れっちまう夜もある なぎの日生まれる馬鹿貝もある 一人でいるのは賑やかだ 誓って負けおしみなんかじゃない 一人でいるとき淋しいやつが 二人寄ったら なお淋しい おおぜい寄った...

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今回の制作について4-②

今回の絵のテーマは「人の孤独感」で、このテーマが絵の意味内容にあたります。この意味内容を表現するモチーフが「零れ陽・木々もしくは樹・道・人」で、これらのモチーフによって絵のテーマを内在する現実のようなイメージを創造します。その絵のイメージの質は透き通った明るい光(透明感)です。この絵の質は今後の絵の求める質とします。...

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今回の制作について4-①

貼り付けている画像は写真としてとても良いこぼれ陽です。太陽がかすんで射す光がぼやけている、この画像をヒントに今回の絵創りに取り掛かろうと考えています。感性認識される美しさや良さは絵創りの制作過程と仕上がった絵について、どうなのかが問われる評価の観点です。つまりは、意味内容と表現内容にも関わる制作全般の価値としての認識です。...

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