私の「生きる記録」~絵画作品の発表など~

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宮川長春(ちょうしゅん)の作品「風俗図巻」(重要文化財)

紙本着色 37cmx387.8cm 1巻 江戸時代18c 東京国立博物館<江戸時代の浮世絵師。宮川派の祖 wiki><浮世絵は、江戸時代に成立した絵画様式のひとつです。江戸時代の幕開けと共にその歴史は始まり、生活や流行、遊女や役者などをテーマにした絵画>画像はこの絵巻物の一部です。当時の遊興を楽しんでいる様子がよく表現されています。...

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歌川広重の作品「比良暮雪(ひら の ぼせつ):下絵」近江八景(おうみはっけい)

錦絵 22.5cm×34.8cm 1834年頃  比良山系<江戸後期の浮世絵師・歌川広重によって描かれた錦絵による名所絵(浮世絵風景画)揃物『近江八景』は、彼の代表作の一つであり、かつ、近江八景の代表作である。wiki>湖を小さくする事によって山並みを大きく表現しています。八景の作品は、その風景で何を表現するのかという主題が意識されていて、それに基づいて構図がよく工夫されています。...

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東大寺の所有「良弁(ろうべん)上人像」(国宝)

ヒノキ材(カヤ材とも)の一木造 像高92.4cm  平安時代 開山堂安置<衣文線や唇、人中線などのしのぎ立った刻み方、両脚部の厚み、眼球の盛り上がりなどの表現方法には、平安時代初期、9世紀頃の彫刻様式が顕著に現れている wiki>この実在感は素晴らしいものです。平安時代は絵画の大和絵が発達しています。...

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歌川広重の作品「堅田落雁(かたた の らくがん)」近江八景(おうみはっけい)

錦絵 22.5cm×34.8cm 1834年頃 満月寺浮御堂(うきみどう)これも構図と色彩が素晴らしい。手前の船を大きく表現し遠くの船を小さく描くことを通して湖の広さと画面の奥行きを創っています。山並みを二つ重ねる表現は、山の大きさに通じています。...

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東大寺の所有「執金剛神像」(国宝)

塑造 像高170.4cm  奈良時代 天平 8世紀 法華堂安置<執金剛神とはサンスクリットのヴァジュラパーニ(金剛杵をもつ者)の漢訳で、寺院の山門の左右に立つ金剛力士(仁王)と起源を同じくするが、一対ではなく単独の像として表されたものである wiki>驚くべきはこの造形力です。眼や口や顔の表情表現と金剛杵をもつこの動きの表現。この未来永劫な像は確かに神です。...

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観心寺の所有「木造如意輪観音坐像」(国宝)

<平安時代前期・9世紀の作 像高109.4cmで、1本の木で作られています><如意輪観音は、如意宝珠と輪宝の功徳で衆生の苦を破り、富をもたらし、願望をかなえるとされる観音>かくあるべきお姿としての像です。六本の手を一つの胴体に収める造形力は柔軟な思考から生まれます。自然体な感じがします。...

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平等院の所有「木造阿弥陀如来坐像」(国宝)

2023/5/27寄木造漆箔 像高284cm 平安時代後期11世紀 定朝作・鳳凰堂安置  <阿弥陀如来(あみだにょらい)は、大乗仏教の如来の一つである。浄土教系の仏教では、「南無阿弥陀仏」という称名念仏により浄土に往生できるという阿弥陀信仰を説く。wiki>”浄土真宗においては、阿弥陀如来一仏を本尊とする”私の家の宗教は浄土真宗東本願寺大谷派です。ご本尊になります。温和で優美な像です。...

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