• フィンセント・ファン・ゴッホの作品「悲しみ」を考える
    2021/8/31紙に黒チョークとインク 44.5cm×27cm 1882年ニュー・アート・ギャラリー・ウォルソール, イングランドドローイング(描写)作品です。実によく観察しています。何を描くか、その表現目的が意識されています。この女性の孤独が描かれています。ゴッホのこの確かなデッサン力は高く評価されています。よく見て何を表現する為に描くのか、このテーマ意識が手をよく動かす、表現技法を生んでいます。つまり、よく考えられて...
  • 寛容さ
    2021/8/31パラリンピックのメダリスト達のコメントを聞いていると、オリンピックのメダリスト達のコメントで感涙した、同質の感動と涙が有ります。障害の有無に関わらず、人の心を打つものは、やはり人の心です。障害の有無や障害の内容によって競技の仕方が違っているだけです。スポーツとは、<スポーツ(アメリカ英語: sports、イギリス英語: sport)は、一定のルールに則って勝敗を競ったり、楽しみを求めたりする身体活動など...
  • フィンセント・ファン・ゴッホの作品「ムーラン・ド・ラ・ギャレット」を考える
    2021/8/30キャンバスに油彩 47.31cm×39.37cm 1886年 カーネギー美術館(アメリカ)この空と草と水車の構図は、独創的で個性が有ります。丘の傾斜に鑑賞者の目が沿うように構図づけられています。そして、鑑賞者の目は水車に向けられます。優れた構図です。もちろん、空の表現、草の表現にも見るべきものがあります。草は、タッチ(筆触)と線だけで表現されています。うまいものです。倣ってみます。...
  • 心強い言葉
    2021/8/30<欲しがりません、勝つまでは>このキャッチフレーズは、先の世界大戦時における日本国内の精神統一の理念:スローガンでした。戦争に負けてしまいましたが、この国のスローガンは、日々生活する生活者のスローガンに移り変わっていったように思います。私は、敗戦後8年目に生まれていますが、小さい頃の物的貧しさは、記憶に残っています。そして、日々に目覚ましく都会に変わって行く社会の光景を見て来ました。現在の...
  • フィンセント・ファン・ゴッホの作品「干し草の山のある麦畑」を考える
    2021/8/29キャンバスに油彩 28.5cm×37cm 1888年 私蔵今回の制作で、この空や草の表現と、光の表現を倣おうと考えています。おそらく、空の大きな色面を創ってから、雲の真っ白の部分を決めて、オイルを白の絵の具に混ぜて、あお白い空を創る手順だと見ています。重ね塗りだと思います。山や山の近くの木々は空気遠近法を使って、ぼやかしています。そして、手前になればなるほど、はっきりした草として描いています。この黄色み...
  • 明るさ
    2021/8/29私の生き方として、<怖れず向き合い方策努力の関わらない冷静な距離感の関わりは、>というこの前段部分は、後段の<関わっている現実世界に価値を生み出す>との関係から、<方策努力の関わる・関わらない>と、書き換える事が正しさを持っているように思います。気づきました。関わらない関わりと、関わる関わりは同時性を持っています。当然と言えば当然なのですが、文字にするとその概念に捉われてしまってこうだと...
  • 葛飾北斎の作品「北斎漫画(抜粋部分)」を考える
    2021/8/28よく知られている北斎の絵手本です。北斎漫画として現在でも販売されています。実に、絵の百科事典と呼ぶにふさわしいあらゆるものが描かれています。デッサン集として見る事も出来ます。よくこれだけ手が動いていると、見る目も培われて行くと思います。...
  • 距離感
    2021/8/28感情は困ったものです。もちろん、その感情は制御されるべき感情です。何によって制御されているかというと意識です。その意識の質には、良識・常識・認識・道徳観・倫理観などが、思い付きます。良心と言って良いのかも知れません。その感情は他との関わりから生じます。だからその<他>がどうなのかという評価ではなくて、その<他>から生じた感情がどうなのかという評価が問題なのです。他との関りから、良心と関わ...
  • 救済
    2021/8/27一昨年の終わり頃に四国八十八ヵ所を巡り、高野山にお礼参りをしました。コロナ禍になる前に終わっています。これ以降になると、なかなか高野山のお礼参りまで順調に行かなかったものと推察されます。八十八ヵ所巡りの途中で止まってしまっている方々もおられると思います。お寺さんは、大丈夫だろうか。歴史も有り何とかやり繰りされて維持されていると思っています。心配なのは、お宿やお土産屋さんや昼食会場のお店で...
  • 「失われた時を求めて」第三篇 文庫第五巻・文庫第六巻・文庫第七巻 プルースト 吉川一義 訳 (岩波文庫)
    2021/8/27第三篇「ゲルマントのほう」 *第三篇は文庫第七巻までなのですが、一気に感想文として記事にすると長くなりそうなので、2回に分けて、第五巻・第六巻と第七巻、それぞれの感想文とします。今回は第五巻第六巻です。 第五巻 ゲルマントのほうⅠ この小説に読み慣れて、何となく感覚で捉えられていた作者のものの見方や考え方が、少しは理解出来るようになって来ています。「われわれがなにかを感じる世界と、考えたり...