私の「生きる記録」~絵画作品の発表など~

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不思議な縁

2020/7/30私は、不思議とここぞと言う様な時に、助け舟の縁に出会います。もちろん、それは、振り返ってみればあの時にあの事がなければ、今の私は無いと思えるような出来事です。高校入試の時に、「断熱膨張」についての説明が求められる設問がありました。これは、理科のテスト問題です。殆どの生徒達は満点の説明が書けなかったようですが、私は書けました。不思議と覚えていたからです。きっと、これを私に教えた先生は、私の...

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作品を仕上げる

2020/7/29今回の作品は、なかなか仕上がってくれません。だからと言って油断していると残念な仕上がりになってしまいます。その時々事に正確な判断をして構想を立てて制作して行かないと駄目です。面倒だと思って避けて通ると避けて通った納得行かない作品として仕上がってしまいます。何度もやり直しています。表現材料の材質を踏まえていますので、やり直す事が出来ます。さぁ、納得行くまで頑張りましょう!...

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「月と六ペンス」 サマセット・モーム 金原瑞人 訳 (新潮文庫)

2020/7/28ポール・ゴーギャンをヒントに書かれた作品として知られています。しかし、この作品の主人公と実際のゴーギャンとの共通点は少ないです。私は、この作者の才気有る言葉に感心しました。P120 8行目~9行目「美とは芸術家が鑑賞者たちに聴かせる歌のようなものだ。その歌を心で聴くには、知識と感受性と想像力がなくてはならない」と、美を定義づけていますが、納得の行く言語表現です。また、P330 10行目「人はなりたい...

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長い梅雨

2020/7/27毎日雨が降り続いています。そして、今年の梅雨は長い、うんざりします。うんざりする気分でいると何かをしようとするのも憂鬱な気持ちになってしまいます。今日は、ジムで水泳の日です。いつもはコーチに30分の指導を受けるのですが、憂鬱な気持ちでしたが1時間の指導を受けました。何だか、指導されている途中で泳ぐ事が心楽しくなって来ました。気が晴れ晴ればれしました。泳ごうとする気持ちが憂鬱な気持ちを超えてし...

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夏の思い出

2020/7/22夏の日差しが思い出を呼び起こします。狭い田舎の駅舎の待合室で、座って足をぶらぶらさせながらうつむいている私の姿を、思い出しました。私は小学5年生で帽子を被っています。思いっきり遊んだ満足感に満たされていました。本当に素敵な夏休みの解放感でした。とても、優しい叔母さんでした。満期退職をした65歳の夏でした。毎年のように夏休みになると訪れていた叔母さんの家が懐かしく思えてその家を訪れた事が有りま...

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「人間失格」太宰 治 (新潮文庫)

2020/7/20この世界に引き込まれました。ぐいぐいと読み進められる力を持った作品です。読み終わった後の爽快感は有りません。救いがないからだと思います。堕ちて行く人の有り様は限りが無いのかも知れません。だから、読み進められるのだと思います。主人公への優しさ、堕ち行く人への優しさ有ってこそ、書き進められるのだと思います。ここまで堕ちても許す優しさ。この寛容の精神は、決して人間失格では有りません。でも、何だ...

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梅雨の晴れ間

2020/7/18今年はなのか、今年もなのか、自然災害が多い。特に今年は新型コロナウィルスによる疫病も合わさって、多くの人々が大変に苦労されています。地震と大雨のここ数年の蓄積で土砂崩れが多い。でも、今日の空は晴れています。何だか蒸し暑くなっていますが、ほっとします。日本の四季の変化の有り様が変わって来ています。日々、この自然の変化と関わって向き合って生きて行かなくてはなりません。...

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「三四郎」夏目漱石(新潮文庫) 

2020/7/17登場人物と出来事は、生き生きと描かれ表現されています。夏目漱石は、胃の病が有って大変だったと記憶しています。この物語の主人公の三四郎は、ずいぶんと受け身な性格であれこれ思い悩んでしまいます。これは、きっと漱石自身の性格が反映しているのではないかと思います。受けて立つその潔さがテンポとリズムを刻んでいるので生き生きしているのだと思います。そうした意味で、人や出来事との距離感が安定しているの...

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雨宿り

20207/16昨日の事です。散歩を兼ねてのウォーキング。何とか雨も止んでいます。いつもの公園のベンチで空を見上げていると、ポツポツ雨が降って来ています。でも、まだまだ小雨、これ以上の雨が降らなように祈りながら遠くを見ると山の方がたぶん雨で白煙になっています。何とか、私鉄沿線の駅までたどり着く頃には雨が激しくなって来ていました。雨宿りするには、都合の良い場所です。3人ずれの女性達が連れ立って雨宿りに来まし...

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生きる動機②

2020/7/10「芸術は爆発だ」と、言った岡本太郎さん。1970年に開催された大阪万博のシンボル"太陽の塔"の作者としてもよく知られています。そして、この塔は現存します。当時、高校3年生だった私はこの塔の内部をエスカレーターで巡った事を記憶しています。あれから50年、この塔の内部も修復されました。当時は、この塔を巡って賛否両論ありました。また、万博終了後に壊そうとする意見もありましたが、残っています。人々の意志が...

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